Apple Pencilで書けないときは、まず「対応モデルかどうか」を確認しよう
「Apple Pencilを買ったのに書けない」「反応しない」と困っているなら、最初に確認してほしいのは自分のiPadとApple Pencilの組み合わせが対応しているかという点です。Apple Pencilは全部で4種類あり、それぞれ対応するiPadが決まっています。世代が違うとペアリングすらできないことがあり、これが「書けない」原因の多くを占めます。
たとえばApple Pencil 第1世代はLightning端子で充電するタイプで、対応するのは古めのiPad ProやiPad第6〜10世代、iPad Air第3世代、iPad mini第5世代などです。一方、Apple Pencil 第2世代
はiPadの側面にマグネットでくっつけてワイヤレス充電するタイプで、対応するのはiPad Pro第1〜4世代、iPad Air第4〜5世代、iPad mini第6世代などになります。
さらにApple Pencil USB-CはUSB-Cケーブルで充電するモデルで、iPad第10世代やiPad Pro、iPad Air、iPad miniの一部に対応します。そしてApple Pencil Pro
はiPad Pro(M4)やiPad Air(M2)専用の最上位モデルです。
つまり、新しいiPadだからといって第2世代が使えるとは限りませんし、安いからといってUSB-CモデルがどのiPadにも合うわけでもありません。購入前に「iPadのモデル」と「Apple Pencilの種類」を必ずセットで確認することが、書けないトラブルを防ぐ第一歩です。
Apple Pencilが書けない原因は「接続」「充電」「設定」「故障」の4つに分けられる
対応モデルが合っているのに書けない場合は、原因を切り分けていきましょう。大きく分けると、次の4つのどれかに当てはまることがほとんどです。
- 接続(ペアリング)ができていない
- 充電が切れている・充電できていない
- iPad側の設定やアプリの問題
- Apple Pencil本体またはiPadの故障
順番に確認していけば、自分で解決できるケースも少なくありません。ここからは具体的なチェック手順を紹介します。
原因1:ペアリングができていない
Apple PencilはiPadとペアリングして初めて使えます。Apple Pencil 第1世代の場合は、ペン後端のキャップを外してLightning端子をiPad本体に直接差し込みます。すると「ペアリングしますか?」という画面が出るので、許可すれば接続完了です。
Apple Pencil 第2世代やApple Pencil Pro
は、iPadの側面(音量ボタン付近)に磁石でくっつけるだけでペアリングと充電が始まります。Apple Pencil USB-C
はUSB-Cケーブルで充電しつつ、iPad側でペアリング操作が必要です。
「くっつけているのに反応しない」というときは、ケースを付けていることが原因のこともあります。磁力が弱まったり、充電がうまくいかなかったりするので、一度ケースを外して試してみてください。
原因2:充電が切れている・充電できていない
バッテリーが切れていると当然書けません。iPadの画面右上を確認するか、ウィジェットでApple Pencilの電池残量を表示してチェックしましょう。残量が0%に近い場合は、しばらく充電してから再度試します。
充電しても残量が増えない場合は、充電方法に問題があるかもしれません。Apple Pencil 第1世代はLightning端子が汚れていたり、差し込みが浅かったりすると充電できません。Apple Pencil 第2世代
は磁石の位置がずれていると充電されないので、正しい位置にカチッとくっついているか確認してください。
原因3:iPad側の設定やアプリの問題
ペアリングも充電も問題ないのに書けない場合は、iPad側の設定を見直します。まずはBluetoothがオンになっているか確認しましょう。BluetoothをオフにするとApple Pencilが接続できなくなります。
また、iPadOSのバージョンが古いと、新しいApple Pencilの機能が使えないことがあります。設定アプリの「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から最新版に更新しておきましょう。
特定のアプリだけで書けないなら、そのアプリがApple Pencilに対応していない可能性もあります。標準のメモアプリで試して書けるなら、アプリ側の問題です。アプリを再起動したり、アップデートしたりしてみてください。
原因4:Apple Pencil本体またはiPadの故障
ここまでの対処をしても書けない場合は、故障も疑われます。ペン先が摩耗していたり、内部のバッテリーが劣化していたりすると反応が悪くなります。Apple Pencil 第1世代やApple Pencil 第2世代
はペン先を交換できるので、先端が削れている場合は交換用のApple Pencil 交換用ペン先
を試すのも一つの方法です。
それでも改善しないときは、Appleのサポートに相談するか、正規サービスプロバイダで診断してもらいましょう。自分で分解すると保証が受けられなくなるので注意してください。
書けないときに試したい具体的な対処手順
ここまでの内容を踏まえて、実際に試してほしい手順を順番にまとめます。上から順にチェックしていけば、原因を絞り込みやすくなります。
- iPadとApple Pencilの対応モデルを確認する
- Bluetoothをオンにする
- Apple Pencilを正しく接続(ペアリング)する
- 電池残量を確認し、必要なら充電する
- iPadOSを最新版に更新する
- 標準メモアプリで書けるか試す
- ケースを外して再度試す
- iPadを再起動する
- ペン先の摩耗を確認し、必要なら交換する
- それでもダメならサポートに相談する
特に多いのは「対応モデルの間違い」と「ペアリング忘れ」です。この2つを最初に確認するだけで、多くの「書けない」は解決できます。
Apple Pencilを選ぶときの比較ポイント
これからApple Pencilを買う人、買い替えを考えている人は、書けないトラブルを避けるために次のポイントを比較してみてください。
- 対応iPad:自分のiPadの型番を確認し、対応表と照らし合わせる
- 充電方法:Lightning、USB-C、ワイヤレス充電のどれか
- 機能:筆圧感知、ダブルタップ、バレルロール、スクイーズなど
- 価格:第1世代は16,800円、第2世代は21,800円、USB-Cは13,800円、Proは21,800円(記事作成時点の情報)
Apple Pencil USB-Cは安価ですが筆圧感知がないため、絵を描くよりメモ用途に向いています。絵を描きたいならApple Pencil 第2世代
かApple Pencil Pro
がおすすめです。ただし、Apple Pencil Pro
はiPad Pro(M4)とiPad Air(M2)専用なので、それ以外のiPadでは使えません。
また、純正品以外の選択肢としてサードパーティ製スタイラスペンもあります。安く済ませたい人には魅力的ですが、筆圧感知や傾き検知がなかったり、対応アプリが限られたりすることがあります。純正のApple Pencil 第1世代
やApple Pencil 第2世代
と比べて、自分の使い方に合うかよく検討しましょう。
Apple Pencilが書けないときの注意点とよくある勘違い
最後に、書けないトラブルでありがちな勘違いを紹介します。
「iPadを新しくしたから前のApple Pencilが使えるはず」と思い込むのは危険です。たとえばApple Pencil 第1世代は新しいiPadの多くでは使えませんし、Apple Pencil 第2世代
もすべてのiPadに対応するわけではありません。
また、「充電しているから大丈夫」と思っていても、ケースが邪魔して充電できていないケースもあります。Apple Pencil 第2世代やApple Pencil Pro
は磁力でくっつくため、ケースの厚みで位置がずれると充電されません。
さらに、Apple Pencil USB-Cはペアリングに少し手間がかかるので、「差しただけで使える」と思っていると書けないと感じることがあります。説明書をよく読んで設定しましょう。
故障かなと思ったら、まずはAppleの公式サポートページや正規サービスプロバイダに相談するのが確実です。自分で判断して分解したり、非正規の修理に出したりすると、かえって高くつくことがあります。
まとめ:Apple Pencilで書けないときは対応モデルと接続を最優先で確認
Apple Pencilで書けないときは、まず自分のiPadとApple Pencilの対応モデルを確認しましょう。そのうえで、Bluetoothのオン・ペアリング・充電・iPadOSの更新・アプリの対応状況を順番にチェックしていくのが解決への近道です。
それでも改善しない場合は、ペン先の交換やサポートへの相談を検討してください。これから購入する人は、Apple Pencil 第1世代、Apple Pencil 第2世代
、Apple Pencil USB-C
、Apple Pencil Pro
の違いをよく比較し、自分のiPadに合ったものを選ぶことが大切です。書けないストレスを減らして、快適にメモやお絵かきを楽しんでくださいね。

コメント