Surface ProのSSD交換はできる?結論からお伝えします
「Surface ProのSSD交換って自分でできるの?」と気になっている方に向けて、まず結論からお伝えします。Surface ProのSSD交換は、モデルによって可否がはっきり分かれます。Surface Pro 7以降の一部モデル(Surface Pro 7+、Surface Pro 8、Surface Pro 9、Surface Pro 10など)は、本体背面のカバーを外すことでSSDにアクセスできる「ユーザー交換可能」な設計になっています。一方、Surface Pro 7以前のモデルやSurface Pro Xなどは、SSDが基板に直付けされている、あるいは分解に高度な技術が必要なため、基本的には自分での交換は現実的ではありません。
つまり、お使いのSurface Proが比較的新しいモデルであれば、SSD交換は「可能」です。ただし、メーカー保証やデータの扱いには十分な注意が必要です。この記事では、対応モデルの見分け方、交換のメリット・デメリット、実際の手順、注意点、そして交換用SSDの選び方まで、順を追って解説していきます。
Surface ProのSSD交換が可能なモデルと不可能なモデル
まずは、自分のSurface ProがSSD交換に対応しているかどうかを確認しましょう。対応状況は大きく3つに分かれます。
自分で交換できるモデル(ユーザー交換可能)
次のモデルは、本体背面のSSDカバー(またはスタンドの下)を開けると、M.2 2230サイズのSSDが確認できます。比較的簡単に交換できるのが特徴です。
- Surface Pro 7+
- Surface Pro 8
- Surface Pro 9
- Surface Pro 10
- Surface Laptop Go 2以降の一部モデル
これらのモデルでは、Surface Pro 9やSurface Pro 8
のように、型番が「Pro 7+」以降であることが目安になります。
分解が必要で難しいモデル
Surface Pro 7以前のモデルやSurface Pro Xは、SSDがマザーボードに直接はんだ付けされているか、分解に特殊な工具と技術が必要です。自分で交換しようとすると、画面を割ったり基板を傷めたりするリスクが非常に高くなります。この場合は、無理をせず修理専門業者に相談することをおすすめします。
そもそもSSD交換が想定されていないモデル
初期のSurface Pro 4やSurface Pro 3
などは、ストレージがeMMCや基板直付けのSSDで、交換は事実上不可能です。こうしたモデルは、外付けSSDやクラウドストレージで容量を補うのが現実的です。
Surface ProのSSD交換をするメリットとデメリット
SSD交換には、容量アップや速度向上といった魅力がある一方で、リスクも存在します。ここでは、交換を検討する際に知っておきたいメリットとデメリットを整理します。
メリット:容量不足の解消と動作の高速化
一番のメリットは、ストレージ容量を増やせることです。例えば128GBモデルを使っていて「写真や動画で容量が足りない」と感じているなら、1TBのSSDに交換することで快適さが大きく変わります。また、より高速なNVMe SSDに交換すれば、起動やアプリの読み込みが速くなる可能性もあります。
交換用SSDとしては、Samsung 980 PROやWD Black SN770
などが候補になりますが、Surface ProはM.2 2230サイズという小型のSSDを採用しているため、サイズが合う製品を選ぶ必要があります。
デメリット:保証が無効になる可能性と作業リスク
自分でSSDを交換すると、メーカーの保証が受けられなくなる可能性があります。また、静電気や工具の扱いを誤ると、本体を破損してしまうリスクもあります。さらに、交換後にWindowsを再インストールする必要があり、データはすべて消えてしまいます。作業前に必ずバックアップを取っておきましょう。
なお、Surface Pro 7+のように、公式がSSD交換を想定しているモデルでも、手順を誤ると故障につながります。不安な場合は、Surface Dock 2
のような周辺機器で外付けストレージを増設する方法も検討してください。
Surface ProのSSD交換に必要な工具と交換用SSDの選び方
実際に交換するなら、事前に必要なものを揃えておきましょう。ここでは、工具とSSDの選び方を解説します。
必要な工具
- Torx T3またはT5のドライバー(モデルによって異なります)
- プラスチック製の開口工具(ヘラ)
- 静電気防止手袋
- 作業用のマット
これらの工具は、iFixit 修理ツールキットのようなセットを用意すると便利です。
交換用SSDの選び方
Surface Proに使えるSSDは、M.2 2230サイズのNVMe SSDです。一般的なM.2 2280サイズは長すぎて入りません。また、消費電力が少なく発熱が抑えられたモデルが向いています。候補としては、Samsung PM991aやKIOXIA BG4
などが挙げられます。容量は512GBや1TBから選ぶとよいでしょう。
なお、Surface Pro 9では、SSDの交換手順が公式サイトで公開されています。交換前に公式の情報を確認することをおすすめします。
Surface ProのSSD交換の手順をわかりやすく解説
ここでは、ユーザー交換可能なモデル(Surface Pro 8以降)を例に、大まかな手順を紹介します。あくまで参考としてください。
手順1:バックアップと電源オフ
まず、重要なデータをすべてバックアップします。外付けSSDやクラウドに保存しておきましょう。その後、Surface Proの電源を切り、電源アダプターを外します。
手順2:背面カバーを開ける
スタンドを立て、SSDカバー部分のネジを外します。ネジは非常に小さいのでなくさないように注意してください。プラスチックヘラでゆっくりとカバーを外します。
手順3:SSDを取り外して交換する
SSDは1本のネジで固定されています。ネジを外し、SSDを斜めに引き抜きます。新しいSSDを同じ角度で差し込み、ネジで固定します。
手順4:カバーを戻して起動確認
カバーを元に戻し、ネジを締めます。電源を入れて、BIOSまたはWindowsのインストール画面が表示されることを確認します。その後、Windowsを再インストールし、バックアップからデータを戻します。
作業に不安がある場合は、Surface Pro 8やSurface Pro 9
の修理を専門業者に依頼するのも一つの方法です。
Surface ProのSSD交換で注意したいポイントと代替案
最後に、SSD交換を検討する際の注意点と、交換以外の選択肢についてまとめます。
注意点:保証・データ・静電気
自分で交換するとメーカー保証が無効になる可能性があります。また、データはすべて消えるため、必ずバックアップを取ってください。静電気は電子部品の大敵です。作業前に金属に触れて静電気を逃がしましょう。
代替案:外付けSSDやクラウドストレージ
交換が難しいモデルや、作業に自信がない場合は、外付けSSDを利用する方法があります。Samsung T7 Portable SSDやSanDisk Extreme Portable SSD
などは、USB接続で手軽に容量を増やせます。また、Microsoft 365
に加入すれば、OneDriveのクラウドストレージも利用できます。
Surface ProのSSD交換は、対応モデルであれば自分で行うことも可能です。しかし、リスクを理解したうえで、慎重に作業を進めてください。不安な場合は、専門業者への依頼や外付けストレージの活用も視野に入れましょう。
まとめ:Surface ProのSSD交換はモデル次第。計画的に進めよう
Surface ProのSSD交換は、Surface Pro 7+以降の一部モデルで可能です。交換すれば容量アップや高速化が期待できますが、保証やデータ消失のリスクもあります。自分のモデルが対応しているか確認し、必要な工具とSSDを用意してから作業に臨みましょう。自信がない場合は、外付けSSDやクラウドストレージといった代替案も検討してください。この記事が、あなたのSurface ProのSSD交換の判断に役立てば幸いです。

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