SurfaceでWi-Fiに繋がらないとき、まず何を確認すべき?
「SurfaceのWi-Fiが繋がらない」と困ったとき、最初に知っておいてほしいのは、原因は大きく3つに分かれるということです。ひとつはSurface本体側の問題、ひとつはルーター側の問題、そしてもうひとつはWindowsの設定やドライバー側の問題です。この3つを順番に切り分けていけば、多くのケースは自分で解決できます。
結論から言うと、まず試すべきは「Wi-Fiのオンオフ」「機内モードの解除」「ルーターの再起動」の3点です。これで直らなければ、ネットワークアダプターの再起動やドライバーの更新、Windows Updateの適用へと進みます。順番に確認していきましょう。
なお、Surfaceは機種によって無線LANの対応規格が異なります。たとえばSurface Pro 12インチやSurface Laptop 13インチといった新しい世代のモデルではWi-Fi 7に対応していますが、古いモデルではWi-Fi 5やWi-Fi 6までということもあります。ルーター側が新しすぎる規格のみで待ち受けていると、古いSurfaceが接続を見つけられないことがあるため、後述する「2.4GHz帯」の確認も有効です。
SurfaceのWi-Fiが繋がらない原因は大きく3つ
原因を切り分けるために、まずは次の表を頭に入れておきましょう。
- Surface本体の問題:機内モードがオン、Wi-Fiスイッチがオフ、ネットワークアダプターが無効になっている
- ルーター側の問題:電波が届いていない、SSIDが非表示、接続台数が上限、ルーターのフリーズ
- Windows側の問題:ドライバーの不具合、Windows Updateの未適用、IPアドレスの競合、VPNやセキュリティソフトの干渉
このうち、もっとも多いのがWindows側の問題です。とくにWindows Update後に突然繋がらなくなった場合は、ドライバーとUpdateの相性が疑わしくなります。
まず試したい基本の対処法5つ
1. 機内モードとWi-Fiスイッチを確認する
タスクバー右下のネットワークアイコンをクリックし、機内モードがオンになっていないか確認します。機内モードがオンだとWi-Fiは強制的にオフになります。また、SurfaceのキーボードカバーによってはファンクションキーにWi-Fiのオンオフが割り当てられていることがあるので、誤って押していないかも見ておきましょう。
2. ルーターを再起動する
ルーターの電源を抜いて30秒ほど待ち、再度差し込みます。これは地味ですが効果が高い対処です。ルーターが一時的にフリーズして、特定の端末だけ接続できなくなることがあります。ほかのスマホやタブレットが同じWi-Fiに繋がっているなら、ルーター側の問題である可能性が高まります。
3. 接続したいSSIDを選び直す
一度「切断」してから、もう一度SSIDを選んでパスワードを入力し直します。パスワードを変更した直後は、Surface側に古いパスワードが保存されたままで繋がらないことがあります。「ネットワークを削除」してから再登録するのが確実です。
4. 2.4GHz帯と5GHz帯を切り替える
ルーターが2.4GHzと5GHzの両方に対応している場合、SSIDが別々に分かれていることがあります。5GHzは速い代わりに障害物に弱く、距離が離れると繋がりにくくなります。逆に2.4GHzは遅い代わりに遠くまで届きます。繋がらないときは、もう片方のSSIDを試してみてください。
5. Windowsを再起動する
シャットダウンではなく「再起動」を選ぶのがポイントです。Windowsはシャットダウン時に一部のドライバー状態を保存するため、不具合が持ち越されることがあります。再起動でネットワークアダプターが初期化され、改善するケースは少なくありません。
ネットワークアダプターとドライバーを確認する手順
基本の対処で改善しない場合は、デバイスマネージャーを開いてネットワークアダプターの状態を確認します。手順は次のとおりです。
- スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を開く
- 「ネットワークアダプター」を展開する
- Wi-Fi用のアダプター(Intel、Qualcomm、MediaTekなどの名前が入っているもの)を右クリック
- 「無効」になっていれば「有効」にする
- 「プロパティ」→「詳細設定」で省電力設定が悪さをしていないか確認する
アダプターに黄色い「!」マークが付いている場合は、ドライバーに問題が起きています。その場合はアダプターを右クリックして「削除」し、Windowsを再起動すると自動で再インストールされます。
ドライバーの更新は、Windows Updateから配信されるものを使うのがもっとも安全です。メーカー公式サイトから個別に入手する方法もありますが、型番を間違えると動作不良の原因になるため、まずはWindows Updateを優先しましょう。
Surface ProとSurface Laptopで確認したいポイント
機種ごとに少しずつ確認ポイントが変わります。Surface Proシリーズはタブレット型のため、キーボードカバーを外した状態でもWi-Fiは使えますが、カバー装着時にアンテナの感度が変わるという報告もあります。カバーを外して改善するか試すのもひとつの方法です。
Surface Laptopシリーズはノート型で、ヒンジ部分にアンテナが通っているモデルがあります。ディスプレイの開き角度を変えると電波状況が変わることがあるので、角度を変えてみるのも手です。
また、Surface Goのような小型モデルは、筐体が小さいぶんアンテナの物理的な余裕が少なく、電波の弱い場所では不利になることがあります。ルーターとの距離を縮めて試してみてください。
周辺機器としては、Surface Dockを使っている場合、ドック経由の有線LANとWi-Fiが競合することがあります。ドックを外してWi-Fiのみで接続できるか確認しましょう。
ルーター側で見直したい設定
Surface側に問題が見当たらない場合は、ルーターの設定を見直します。確認したいのは次の点です。
- MACアドレスフィルタリングが有効になっていないか
- 接続台数の上限に達していないか
- ステルスSSID(SSIDを隠す設定)になっていないか
- セキュリティ方式がWPA3のみになっていないか
とくにWPA3のみの設定は、古いSurfaceでは対応しておらず繋がらない原因になります。WPA2/WPA3の混在モードにすると改善することがあります。
ルーター本体のファームウェアが古い場合も、接続の不安定さにつながります。メーカーのサポートページから最新版に更新しておきましょう。
VPN・セキュリティソフト・周辺機器の干渉を疑う
意外と見落としやすいのが、VPNアプリやセキュリティソフトの影響です。VPNを常時接続する設定にしていると、Wi-Fi自体は繋がっているのに通信できない状態になります。一度VPNをオフにして確認してください。
セキュリティソフトのファイアウォールが、特定のネットワークを「パブリック」と判定して通信をブロックしていることもあります。ネットワークプロファイルを「プライベート」に変更すると改善する場合があります。
Bluetooth機器やUSB 3.0機器が近くにあると、2.4GHz帯のWi-Fiに干渉することがあります。USBハブや外付けドライブを外して試すのも有効です。ワイヤレスイヤホンやBluetooth マウスを常時接続している場合は、いったんオフにしてみましょう。
それでも繋がらないときの最終手段
ここまでの対処で改善しない場合は、次の順番で試します。
- ネットワークのリセット:設定 → ネットワークとインターネット → 詳細設定 → ネットワークのリセット
- Windows Updateをすべて適用する
- システムの復元で、繋がっていた時点に戻す
- メーカーサポートに問い合わせる
ネットワークのリセットは、保存されているWi-FiのパスワードやVPN設定が消える点に注意してください。実行後は再度パスワード入力が必要になります。
ハードウェアの故障が疑われる場合は、Surface 電源アダプターやSurface ペンなどほかの付属品が正常に使えているかも確認材料になります。Wi-Fiだけが使えない場合は、アンテナモジュールや内蔵カードの故障も視野に入ります。
買い替えを検討する前に確認したいこと
どうしても改善せず、修理に出すか買い替えるかで迷う場合は、次の点を整理しておきましょう。
- 保証期間内かどうか(Surface Completeなどの延長保証の有無)
- 有線LANアダプターを使えば通信できるか
- スマホのテザリングでは繋がるか
テザリングでは繋がるのに自宅Wi-Fiだけ繋がらないなら、Surface側ではなくルーター側の問題である可能性が高くなります。逆にどのWi-Fiでも繋がらないなら、Surface側の故障を疑いましょう。
買い替えを考える場合、最新のSurface Pro 12インチ 第2世代やSurface Laptop 13インチ 第2世代はWi-Fi 7に対応しており、最新ルーターの性能を活かしやすくなっています。ただし、Wi-Fi 7の恩恵を受けるにはルーター側もWi-Fi 7対応である必要があります。
予算を抑えたいなら、前世代のSurface Laptop GoやSurface Pro 9も選択肢になります。型番によって無線LANの規格が異なるため、購入前に仕様表でWi-Fiの対応規格を確認しておきましょう。
surface wifi繋がらないときのまとめ
SurfaceでWi-Fiに繋がらないときは、いきなり修理や買い替えを考えず、まず「機内モード」「ルーター再起動」「SSIDの再登録」の3つを試してください。それでも改善しない場合は、ネットワークアダプターの状態確認、ドライバー更新、Windows Updateの適用へと進みます。
原因の切り分けで大切なのは、ほかの端末では繋がるのか、テザリングでは繋がるのかを確認することです。切り分けができれば、Surface側の問題なのかルーター側の問題なのかがはっきりし、無駄な対処を避けられます。それでも解決しない場合は、ネットワークのリセットやシステムの復元を試し、最終的にはメーカーサポートに相談するのが安心です。

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