dynabook S73/DPのメモリ増設は結論から言うと「できる可能性が高い」
「dynabook S73/DP メモリ増設」で調べているあなたに向けて、まず結論からお伝えします。dynabook S73/DPは、実際に裏カバーを外してメモリを増設したという報告が複数存在するモデルです。一方で、dynabook公式のサポート情報では「本体の構造上、お客様ご自身でメモリの交換・増設はできません」と案内されているシリーズもあります。つまり、型番や仕様によって自己責任での増設が可能なケースと、メーカー修理サービスに任せるべきケースが混在している、というのが実態です。
この記事では、S73/DPの実機レビュー記事や公式FAQを根拠に、増設の可否・手順・必要な工具・注意点・おすすめのメモリ選びまでを順番に整理していきます。読み終わるころには、自分のPCで何をすべきか判断できるようになりますよ。
dynabook S73/DPとはどんなノートPCか
dynabook S73/DPは、2020年1月に発表された法人向けビジネスノート「S73」シリーズのモデルです。実機レビューによると、型番A6S3DPF85211の構成は以下のとおりでした。
- CPU:Core i5-8250U 1.60GHz(第8世代)
- ディスプレイ:13.3型HDノングレア(1366×768)
- メモリ:8GB(オンボード)
- ストレージ:256GB SSD
- OS:Windows 10 Pro 64bit
- インターフェース:GigaLAN、無線LAN+Bluetooth、HDMI、USB3.0×2、USB Type-C×1
コンパクトなモバイルノートでありながら、有線LANやHDMIを備えているのがビジネスモデルらしいポイントです。中古や法人リース落ちで手に入れやすく、dynabook S73 ノートパソコンとして探している人も多いでしょう。
dynabook S73/DPでメモリ増設が可能と言える根拠
もっとも参考になるのは、実際にS73/DPを購入して分解・メモリ増設をおこなった個人ブログの記録です。その記事では「裏カバーのねじを外す」「裏カバーを外す」という手順で内部にアクセスし、メモリを交換したうえで容量が増えたことを確認した、というやり取りがコメント欄まで含めて公開されています。
さらに、同じ記事のコメント欄では「メモリーが到着したので交換しようとネジを外して裏蓋外そうとしましたが、裏蓋びくともしません」という質問に対し、「側面の裏蓋とキーボード面の境目に薄いヘラを5mm~1cmほど差し込んで固定しているツメを外す」というアドバイスが返され、その後「時計の裏蓋を開ける道具をUSBコネクタとLANコネクタがある辺りの境目から差し込むと、スルスルと開けることができた」と解決報告がなされています。つまり、S73/DPは実際に開封・増設の実績があるモデルだと言えます。
また、この機種はSSDの交換についても言及されており、ストレージを換装したい人はCrucial SSD 1TBのような2.5インチSSDやM.2 SSDを検討するのもよいでしょう。
公式サポートの見解:自己増設できないモデルもある
ここで必ず押さえておきたいのが、dynabook公式の案内です。公式FAQ「メモリの増設/交換について<dynabook S73/HU、S73/HVシリーズ>」では、最大メモリ容量が20GBまたは24GBであると示されたうえで、「本体の構造上、お客様ご自身でメモリの交換・増設はできません。交換・増設が必要な場合は、営業担当までご相談ください」と明記されています。
別のFAQ「メモリの増設/交換について<dynabook S3/L、S6/L、SZ73/L、SZ73/Nシリーズ>」でも、モデルごとに「メモリの交換・増設はできません」「本体の構造上、お客様ご自身でメモリの交換・増設はできません」と整理されており、後者では「dynabook あんしんサポート 修理相談窓口へご相談ください」と案内されています。
つまり、S73という同じシリーズ名でも、HU/HVなど後期のモデルや、SZ73系のモデルでは自己増設が想定されていないということです。S73/DPで増設を検討する場合も、まずは自分の型番を「製品検索」ページで調べ、仕様表を確認するのが安全です。
メモリ増設のメリットとデメリット
メリット
- 8GBでは足りないと感じる作業(多数のタブ、動画編集、仮想マシンなど)が快適になる可能性がある
- SSDと合わせて換装すれば、古いノートPCを延命できる
- 買い替えよりも低コストで済む場合がある
デメリット
- 自己増設はメーカー保証の対象外になる可能性がある
- オンボードメモリの場合、増設スロットの有無や最大容量に制限がある
- 裏カバーのツメが硬く、樹脂パーツを割ってしまうリスクがある
- 公式に「できない」と案内されているモデルでは、修理サービスを使う必要がある
特に「8GB(on Board)」という構成の場合、オンボード分は交換できず、空きスロットに追加する形になります。増設後の合計容量やデュアルチャネル動作の可否は、型番ごとの仕様表で必ず確認してください。
dynabook S73/DP メモリ増設の手順
実際の増設報告をベースにすると、流れは次のようになります。
- 電源を切り、バッテリーやACアダプタを外す
- 裏カバーのねじをすべて外す
- 側面の裏蓋とキーボード面の境目に薄いヘラを差し込み、ツメを外す
- ヘラをスライドさせて裏カバー全体を外す
- メモリスロットの位置を確認し、金具を開いてメモリを抜き差しする
- 裏カバーを戻し、起動後にタスクマネージャーで容量を確認する
コメント欄では「時計の裏蓋を開ける道具」が役立ったという声がありました。専用の精密ドライバーセットやプラスチックヘラ 工具
を用意しておくと、傷や破損を減らせます。静電気対策として静電気防止手袋
もあると安心です。
なお、公式FAQでは「タスクマネージャー」でメモリ容量を確認する方法が案内されています。作業後は必ずこの方法で認識を確認しましょう。
おすすめの増設メモリの選び方
S73/DPは第8世代Core i5-8250Uを搭載しているため、対応するのはDDR4 SO-DIMMです。周波数や容量は、型番ごとの仕様に合わせて選ぶ必要があります。候補としては、DDR4 SO-DIMM 8GB メモリやDDR4 SO-DIMM 16GB メモリ
が挙げられます。
相性問題を避けたいなら、CFD DDR4 SO-DIMMのような国内正規品や、Crucial DDR4 SO-DIMM
、SanMax DDR4 SO-DIMM
などが候補になります。デュアルチャネルで使いたい場合は、同一容量・同一仕様のものを2枚組で用意するのが基本です。
工具や周辺機器も含めて一式そろえたいなら、メモリ増設 工具セットを活用するのも手ですね。
注意点:保証・型番・作業リスクを必ず確認
最後に注意点をまとめます。第一に、自己増設はメーカー保証の対象外になる可能性があります。第二に、S73シリーズでもHU/HVやSZ73系は公式に自己増設不可とされているため、自分の型番がどちらに該当するかを必ず確認してください。第三に、裏カバーのツメは硬い場合があり、無理にこじると割れるリスクがあります。
不安な場合や、公式に「できない」と案内されているモデルの場合は、dynabook あんしんサポートの修理相談窓口やメモリ増設サービスを利用するのが確実です。逆に、S73/DPのように実績のあるモデルであれば、ノートパソコン メモリ増設ガイドブックのような資料を参考に、自己責任で挑戦する価値は十分あります。
まとめ:dynabook S73/DP メモリ増設は型番確認から始めよう
dynabook S73/DP メモリ増設は、実機レビューで成功報告がある一方、公式には自己増設不可とされるモデルも存在します。だからこそ、最初に自分の型番を製品検索で調べ、仕様表と最大容量を確認することが何より大切です。そのうえで、DDR4 SO-DIMMの対応メモリ、ヘラやドライバーなどの工具、静電気対策グッズをそろえ、作業後はタスクマネージャーで容量を確認する。この流れを守れば、リスクを抑えながら快適な環境に近づけます。まずは型番チェックから始めてみてくださいね。

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