α7S II レビュー:結論から言うと「暗所動画の名機、ただし最新機と比べるなら注意」
α7S II(ILCE-7SM2)のレビューを探しているあなたは、おそらく「星空や夜の動画をきれいに撮りたい」「中古で安くなっているけど今から買って大丈夫?」という疑問を持っているのではないでしょうか。先に結論を書きます。α7S IIは、約1,220万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーと最高ISO409600という圧倒的な高感度性能を持ち、暗所撮影を得意とするミラーレス一眼です。一方で、2015年発売のモデルだけに、後継機と比べると手ブレ補正や操作性、ノイズの粗さといった面で見劣りする部分もはっきりあります。この記事では、実際のレビュー記事や公式仕様をもとに、メリット・デメリット、注意点、どんな人に向いているかを整理していきます。
α7S II とは?基本スペックをおさらい
α7S IIは、ソニーのデジタル一眼カメラα(アルファ)シリーズに属する35mmフルサイズミラーレスカメラです。2014年発売のα7Sの上位モデルとして登場し、α7シリーズでは6製品目にあたります。有効約1,220万画素のCMOSセンサーと最高感度ISO409600を受け継ぎつつ、新たにボディ内手ブレ補正を搭載し、ファインダーやAF、動画機能を強化した点が特徴です。
画素数は同時期の高画素機であるα7R IIの4,240万画素と比べると3分の1以下ですが、そのぶん1画素あたりの面積が大きく、暗所でのノイズ耐性に振り切った設計になっています。価格.comでは「最高ISO409600の圧倒的な高感度を実現する、約1220万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載」と紹介されており、暗所性能を最優先したい人に向けたモデルだと言えます。
なお、ボディ単体で購入する場合は SONY α7S II ILCE-7SM2 ボディ のように型番で探すと、レンズキットと間違えにくくなります。
α7S II レビューで評価される3つのメリット
メリット1:最高ISO409600の高感度性能
α7S II最大の売りは、何と言っても高感度性能です。標準でISO100〜102400、拡張設定で最低ISO50、最高ISO409600まで対応します。デジカメ Watchの実写レビューによると、ISO6400くらいまではノイズ感はあまり気にならず、ISO12800〜25600あたりでも特に不自然な印象は受けないとのこと。ISO51200を超えるとざらつきが目立ちはじめるものの、彩度や階調、解像の低下は最小限に抑えられていると評価されています。
星空や夜の街、室内の暗いシーンなど、光量が足りない場面で三脚を使わずに撮影したい人にとって、この高感度性能は大きな武器になります。実際、星空動画の撮影目的で SONY α7S II ILCE-7SM2 ボディ を購入したというレビューもあり、天体撮影との相性の良さがうかがえます。
メリット2:ボディ内手ブレ補正の搭載
前モデルのα7Sにはなかったボディ内手ブレ補正が搭載されたことも、α7S IIの大きな進化点です。デジカメ Watchのレビューでは「他のカメラは真似できない高感度+手ブレ補正の利点」として、高感度と手ブレ補正の組み合わせが安心感と自由度を広げると評価されています。暗所でシャッタースピードが遅くなりがちなシーンでも、手ブレを抑えながら撮影できるのは心強いですね。
メリット3:4K動画とハイスピード動画に対応
動画機能も強化されており、4K動画やハイスピード動画の撮影に対応しています。動画と写真の両方を一本でこなしたい人にとって、α7S IIは選択肢に入りやすいモデルです。ただし、動画と写真でピクチャープロファイル/クリエイティブスタイルが共有される仕様など、運用面でのクセもあります。
α7S II レビューで指摘されるデメリット・注意点
注意点1:高感度でアンプグローが出ることがある
星空動画のレビューでは、ISO感度が高くなると画面左端あたりに赤色の熱かぶり(アンプグロー)が発生し、ISO80000あたりから気になり始めると報告されています。ISO204800あたりではかなり盛大に出ることもあるようです。ただし、レンズキャップをした状態で同じ設定の映像を撮影し、減算処理をすればある程度補正できるとのことなので、編集前提で使うなら十分実用的です。
また、ノイズの出方も後継機と比べて粗い印象があると指摘されています。暗所性能を過信しすぎず、必要に応じて SONY α7S III ILCE-7SM3 ボディ のような新しいモデルと比較検討するのも一案です。
注意点2:操作性にクセがある
レビューでは、録画ボタンがグリップ付近にあり非常に押し辛い、ボタンも小さく暗闇では位置が分からないといった声が挙がっています。カスタムボタンC1に録画ボタンを登録することで一応解決できるものの、最初から快適とは言いにくい部分です。ほかにも、ダイヤルの動画と写真の位置が離れている、ファインダーとモニター表示の切り替えがない、人差し指・親指で操作するダイヤルが操作し辛いといった指摘もあります。
注意点3:手ブレ補正アクティブやクイックモーション撮影がない
動画撮影時に便利な手ブレ補正アクティブが搭載されていない点、クイックモーション撮影ができない点も、後継機と比較すると物足りないところです。ジンバルや三脚を出すのが面倒な場面では、この差が撮影のしやすさに影響します。
α7S II と α7S III を比較するとどう違う?
α7S IIのレビューで必ずと言っていいほど出てくるのが、後継機であるα7S IIIとの比較です。α7S IIIではISO409600でも赤いアンプグローが発生しないと報告されており、高感度時のノイズの粗さも改善されています。操作性や動画機能も全体的にブラッシュアップされているため、予算が許すなら SONY α7S III ILCE-7SM3 ボディ のほうが快適に撮影できる場面は多いでしょう。
ただし、α7S IIは「サブ機としては優秀」と評するレビューもあるように、メイン機の補助として、あるいは暗所専用機として割り切って使うなら、中古価格の安さもあって十分魅力的です。カメラのキタムラなどで中古状態Bを購入した例も紹介されており、状態を確認しながら探せばコストを抑えられます。
比較対象としては、高画素重視の SONY α7R II ILCE-7RM2 ボディ や、バランス型の SONY α7 III ILCE-7M3 ボディ
も候補になります。何を優先するかで選ぶべきモデルは変わります。
α7S II はどんな人におすすめ?
α7S IIが向いているのは、次のような人です。
- 星空や夜の動画など、暗所撮影をとにかくきれいに撮りたい人
- 高感度性能を優先し、画素数はそこまで求めない人
- 中古でコストを抑えつつ、フルサイズの暗所性能を体験したい人
- メイン機のサブ機として、暗所専用の2台目がほしい人
逆に、最新のAF性能や操作性、高画素での作品づくりを重視する人には、α7S IIIや SONY α7 IV ILCE-7M4 ボディ のほうが満足度は高いでしょう。
α7S II を買うならどこで探す?レンズ選びのポイント
α7S IIはすでに生産終了しているモデルなので、新品での入手は難しく、中古市場が中心になります。中古で探す場合は、シャッター回数や外観の状態、付属品の有無を確認しましょう。ボディ単体かレンズキットかで価格も変わるため、まずは SONY α7S II ILCE-7SM2 ボディ のように型番で検索するのがおすすめです。
レンズは、暗所撮影を活かすなら明るい単焦点が相性良好です。標準域なら Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z がレビューでも使用されており、描写力の高さが評価されています。ズームで使い回したいなら Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z
も候補になります。
星空撮影なら広角の明るいレンズが欲しくなります。FE 20mm F1.8 G SEL20F18G のような広角単焦点を組み合わせれば、α7S IIの高感度性能を活かした天の川撮影がしやすくなるでしょう。動画中心なら FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G
のような汎用ズームも便利です。
バッテリーは SONY NP-FW50 バッテリー が対応しています。長時間の星空撮影では予備を複数用意しておくと安心ですね。記録メディアは SanDisk Extreme PRO SDXC 128GB
のような高速カードを選ぶと、4K動画の撮影も安定しやすくなります。
まとめ:α7S II レビューを踏まえた購入判断
α7S IIは、最高ISO409600の高感度性能とボディ内手ブレ補正を備えた、暗所動画に強いフルサイズミラーレスです。星空や夜の撮影をきれいに残したい人にとって、今でも魅力的な選択肢になります。一方で、高感度時のアンプグローやノイズの粗さ、録画ボタンの押し辛さなど、2015年発売モデルならではの弱点もはっきりしています。
予算に余裕があり最新の快適さを求めるならα7S III、コストを抑えて暗所性能を優先するならα7S II、という住み分けで考えると選びやすいでしょう。中古で探す場合は状態をよく確認し、レンズやバッテリーなどの周辺アイテムも含めてトータルで予算を組み立ててください。このα7S IIレビューが、あなたの購入判断の参考になれば幸いです。

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