Surfaceでプリンターに接続できないときは、まず「どこでつまずいているか」を切り分けよう
Surfaceでプリンターに接続できないとき、多くの人は「ドライバーのせいだろう」と考えがちです。でも実際は、Wi-Fiの帯域、プリンター側の省電力設定、Windows Updateの適用状況、そしてUSBケーブルの相性など、原因はいくつもの層に分かれています。やみくもに再起動を繰り返すより、まず「Surfaceとプリンターが同じネットワークにいるか」「プリンター自体が応答しているか」を順番に確認するほうが、結果的に早く解決します。
この記事では、Microsoft Surface Pro 9 や Microsoft Surface Laptop 5
のような現行モデルから、少し前の Microsoft Surface Pro 7
まで、Surfaceシリーズ共通で使える確認手順を整理します。プリンター側も EPSON カラリオ EW-052A
のようなエントリーモデルと、Canon PIXUS TS3530
のような複合機では、設定画面の場所が少し違うので、そこも補足します。
Surfaceとプリンターがつながらない主な原因
SurfaceはWindowsをそのまま動かしているPCなので、プリンター接続の考え方は一般的なWindowsノートPCとほぼ同じです。ただし、Surface特有の事情として「Wi-Fiが省電力で切れやすい」「USB-Cポートしかないモデルがある」「Windows Updateの配信が通常より早い」といった点があります。ここを押さえておくと、対処の順番が見えやすくなります。
ネットワークの不一致
もっとも多いのが、Surfaceとプリンターが別々のWi-Fiにつながっているケースです。自宅で2.4GHzと5GHzのSSIDを分けている場合、Surfaceは5GHz、プリンターは2.4GHzのみ対応、ということがよくあります。Brother ブラザー プリンター DCP-J926N のような2.4GHz帯のみ対応のモデルでは、Surface側を2.4GHzに合わせる必要があります。
ドライバーとWindows Updateの未適用
Windowsには標準で多くのプリンタードライバーが含まれていますが、HP ENVY 6020 のような比較的新しい機種では、メーカー提供の専用ドライバーを入れたほうが安定します。SurfaceはWindows Updateの配信が早い代わりに、メーカー製ユーティリティが後回しになりがちです。
プリンター側のスリープとオフライン表示
プリンターが省電力モードに入っていると、Windows側では「オフライン」と表示されたままになります。EPSON エプソン PX-049A のようなシンプルなモデルでも、設定でスリープ時間を延ばせます。
USB接続時のポートとケーブル
Surface ProやSurface GoはUSB-Aポートがなかったり、あっても1つだけだったりします。USB-Cハブ経由でつないでいる場合、ハブ自体が原因のこともあります。Anker USB-C ハブ のような給電対応ハブを使うと安定しやすいです。
接続できないときに試したい確認手順
ここからは、実際に手を動かす順番で説明します。上から順に試すと、無駄な再起動を減らせます。
手順1:同じネットワークにいるか確認する
SurfaceのタスクバーからWi-FiのSSIDを確認し、プリンターの操作パネルに表示されているSSIDと一致しているか見ます。違っていたら、Surface側をプリンターと同じSSIDに切り替えます。Canon PIXUS MG3630 のような古い機種は、本体にSSIDが表示されないことがあるので、印刷設定レポートを出して確認します。
手順2:プリンターの電源と応答を確認する
プリンターの電源を入れ直し、液晶やランプが通常状態に戻るか見ます。ここでエラーランプが点滅しているなら、接続以前の問題です。Brother ブラザー プリンター HL-L3230CDW のようなレーザーモデルは、トナー切れでも接続エラーに見えることがあります。
手順3:Windowsのプリンター設定を開く
「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「プリンターとスキャナー」を開き、該当プリンターが一覧にあるか確認します。あるのに使えない場合は、一度削除して再追加します。Microsoft Surface Dock 2 を使っている場合は、ドック経由のUSB接続もここで確認できます。
手順4:ドライバーを入れ直す
メーカーサイトからSurfaceのWindowsのバージョンに合ったドライバーを入手します。EPSON カラリオ EW-456A のような複合機は、スキャナー機能も含めたパッケージを入れると安定します。Windows Update側にも候補が出ていることがあるので、両方確認します。
手順5:USB接続で切り分ける
Wi-Fiでつながらないときは、USBケーブルで直接つないでみます。ここで印刷できるなら、原因はネットワーク側です。Amazon ベーシック USBプリンターケーブル のような短いケーブルで試すと、接触不良の切り分けがしやすいです。
Surfaceならではの注意点
Surfaceはタブレットとして使えるモデルが多く、キーボードカバーを外した状態で使っていると、スリープ復帰後にWi-Fiが切れていることがあります。Microsoft Surface Pro タイプカバー を付けているかどうかで挙動が変わるわけではありませんが、電源まわりの設定は見直しておくと安心です。
また、Surface Goのような低電力モデルでは、プリンターのスプール処理に時間がかかることがあります。Microsoft Surface Go 3 で大量ページを印刷するときは、1部ずつ送ると失敗が減ります。
プリンター側の設定で見直したいポイント
プリンター側にも、接続を妨げる設定があります。スリープ時間、省電力モード、無線LANの自動切断、ファームウェアの古さなどです。Canon PIXUS TS8430 のような上位機種は設定項目が多いので、初期化してから再設定するのも有効です。
ファームウェア更新は、メーカーのユーティリティから行います。HP OfficeJet Pro 8025 のように本体画面から更新できる機種もあれば、PC経由のみの機種もあります。
それでも解決しないときの最終手段
ここまでの手順で改善しない場合は、次の順で試します。まずSurfaceを再起動し、次にプリンターを再起動し、最後にルーターを再起動します。ルーターの再起動は、バッファロー Wi-Fiルーター のような家庭用モデルでも、セッションが溜まって不安定になることがあるためです。
それでもだめなら、Windowsの「プリンターのトラブルシューティング」を実行します。SurfaceのWindowsは更新が早いぶん、一時的な不具合も起きやすいので、更新後に再発する場合は更新プログラムのアンインストールも選択肢になります。
surface プリンター 接続できないときのまとめ
Surfaceでプリンターに接続できないときは、ネットワークの一致、プリンターの応答、Windows側の設定、ドライバー、USB接続の順に切り分けると、原因にたどり着きやすくなります。SurfaceはWindowsそのものなので、特別な魔法は必要ありません。落ち着いて1つずつ確認すれば、ほとんどのケースは解決できます。それでも改善しない場合は、プリンターの買い替えも視野に入れつつ、EPSON カラリオ EW-052A や Canon PIXUS TS3530
のような現行モデルなら、Surfaceとの接続設定も比較的シンプルです。

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